~本気でぶつかっていたら~61話

たまに考えます。

もしも私に“辞められたら困る”という恐怖がなく、

辞めていったメンバーたちと本気で

ぶつかっていたらどうなっていたのだろう?と。

仮定の話ですから答えなんてわかりませんが、

やはり彼らとは無理だったのではと思います。

 

今現在の従業員たちとの良好な関係を鑑みると、

根底にある理念というのでしょうか?

そこの一致が辞めていった人たちとは

元々できなかったような気がします。

 

あっ、違いました。

辞めていった人たちの方が私に対して

ノーを突きつけたんですよね。

前言撤回です。

~主要メンバーの比較~60話

最初の主要メンバーとその後の主要メンバー、

どちらも信頼関係を結ぶことができませんでした。

 

分析するようなものではありませんが、

あえて振り返ってみますと

最初メンバーは表立って対立してきました。

逆に後メンバーは表向きは従順です。

 

最初メンバーは直接的でしたので

かなり手を焼いた記憶があります。

しかし後メンバーは上手く表現できませんが、

最初メンバーより苦労が多かったように思います。

 

まぁどちらにせよ、信頼関係を結べなかった一番の要因は、

“辞められたら困る”で、

本気で彼らにぶつかれなかった私にありました。

~後悔は一度もない~59話

“潰れたらどうしよう?”

で日々神経をすり減らしていましたが、

不思議とこの会社を引き継いだ後悔は一度もありませんでした。

 

悔やむのは、自分の経営者としての能力の無さでした。

“なんで上手くいかないんだろう?”

“他の経営者とはなにが違うんだろう?”

 

ブローカー時代は偉そうに他の経営者さんに能書きを垂れていました。

今思えば、厚顔無恥も甚だしいです。

 

しかし後悔しなかったのは、結果的に良かったと思います。

紆余曲折、様々な挫折を味わいましたが、

もし頭の片隅にでも会社を引き継いだことへの後悔があったら、

今ミカロジを経営していることはなかったかもしれません。

~社長が一番思いやりがない~58話

あの手この手と改革は続けていました。

次なる取り組みは

 

『思いやり三原則』

挨拶は大きな声で

誰とでも分け隔てなく

今日も笑顔で

 

思いやりの心を育み、

みんなが安心して働ける会社を作るんだという

想いを込めて始めてみました。

 

ところが至る所から、

「社長が一番思いやりがないよね」

 

またもや挫けそうになりましたが、

少しづつ私の本気度が増したのでしょうか、

今回は踏み止まることができました。

 

お陰様でこの『思いやり三原則』は

今でもミカロジの行動指針として残っております。

~単身赴任~57話

当時は江戸川区の自宅から狭山市まで通っていました。

車の時と電車バスの時と交互に使って通勤していました。

どちらもざっくり片道2時間、交通費1000円強掛かります。

 

時間のロスも大きいですが、なんせお金がありません。

諸々計算すると会社近くに安アパートを借りた方が

お得ということがわかりましたので、

新所沢駅近くに単身赴任することにしました。

 

15年振りの一人暮らしです。

“潰れたらどうしよう?”の不安はつきまとっていますが、

妙にワクワク感もあったのを覚えています。

 

この辺りの単純さが良くないのか?私らしいのか?

今現在も単身赴任継続中で俄か独身生活を謳歌しています。

~黒字企業に憧れる~56話

この頃は赤字決算真っ最中です。

5期連続赤字達成!

黒字決算などは別世界です。

 

ですから黒字企業には物凄い憧れがありました。

お客さん・協力会社さん・知り合いの会社さん、

とにかく黒字企業をみると、

「なんて凄いんだ!」

 

バスケ好きの私流にいうと、

中学バスケ部の生徒がマイケルジョーダンに憧れるのと

同じような気持ちだったかもしれません。

当時の私は絶対にダンクシュート(黒字企業)はできないなぁ。

それほど赤字に染まっていました。

~率先して悪口を言う~55話

この頃の主要メンバーは男性社員4名でした。

情けない話ですが最初の主要メンバー同様に

彼らとも信頼関係が結べていませんでした。

 

パートさんから社員への不満が増え始めます。

解決の手を打てない私は、

パートさんの不満に同調してしまいます。

悪口のない会社にしたいと思っている私が

率先して社員の悪口を言っていました。

 

最低の社長です。益々男性社員との溝が深まります。

 

撃沈含め様々な取り組みにも成果が出ないのは当たり前ですね。

当時の私は上手く行かない理由を

全て社員のせいにしていたと思います。

~DM業者さん~54話

腹を括った(?)後の最初の取り組みは、

DM(ダイレクトメール)にて新たな顧客の獲得です。

といってもお金がありませんので、

知り合いのDM業者さんに

「今はお金が払えない。潰れるかもしれない。

潰したくないのでDMを流したい。

潰れなかったら払います」

 

よくまぁこんなお願いをしたものです。

ありがたいですね、

こんな無謀な注文にもDM業者さんは

快く引き受けてくれました。

結果このDMで当面食い繋げるだけの受注が取れ、

分割でしたがDM業者さんに全てお支払することが出来ました。

DM業者さんとはいまだにお付き合いが続いています。

感謝の一言です。

~腹を括る?~53話

財布の中身がすっからかんがいよいよ見えてきました。

“潰れたらどうしよう”が頭の中を渦巻きます。

 

税理士さんから、

「従業員全員を解雇しましょう。

狭山物流センターを閉めましょう。

今のお客さんを外部に預けましょう。

昔のブローカーに戻りましょう。

金融機関は全てリスケにしましょう。

そうすれば会社を潰さなくてすみます」

という提案が出てきました。

“そんな手があったのか!”

不覚にも一瞬従業員の解雇が頭を過ります。

自分中心なんですね。

その時は従業員のことより自己破産を

避けることしか頭にありませんでした。

 

結局1日熟考して、

“従業員の解雇はできないや。やるだけやってダメなら、

従業員への給料をちゃんと払って潰れよう”

 

ようやくなんでしょうか、

腹を括れたのかもしれません。

~失恋経験?~52話

3度の撃沈を経験して今振り返ってみれば、

会社を変えるには、

「なにがなんでも会社を良くするんだ!」

という強い強い経営者の本気度が必要だということに気付きました。

 

当時の私はまったくもってこの強い本気度が足りませんでした。

 

“辞められたら困る”にビビり、

“支払いができなかったらどうしよう?にビビり、

“潰れたらどうしよう?”にビビり、

こんな状況ですから、なにを取り組んでも長続きしません。

 

ビビり~の私ですが、唯一生きたのが多くの失恋経験かもしれません。

振られても振られてもすぐ次の恋に立ち向かう。

この経験が何度も何度も撃沈しながらも

次なる取り組みに立ち向かえたのかもしれません。

私を振った多くの女性たちに感謝です。